専門学校の進級制作で作成した作品です。今回の課題はグループでの制作だったため、私は『パネルデザイン』と『ロゴデザイン』を担当しました。
課題内容が『様々な日本伝統のお店から一つをアプローチする』というものであり、私たちのチームは『引き手や 三宅』さんという京都有数の引き手工房のアプローチになりました。
引き手は、近年購入される方が減っており、それに伴い職人さんも減っている傾向にあります。それに伴い、引き手や三宅さんも卸売ではなくオーダーメイドで引き手を作成されています。
そこで、今回のメインターゲットを主な購入層である神社仏閣の方でなく、「DIYが好きな女性」「日本伝統が好きな海外の方」に設定し、それらを踏まえたアプローチにしようと考えました。
パネルデザインですが、引き手の色彩が全体的に暖色気味なので、メインカラーもそれに寄せて赤紫をメインにしました。また、日本文化として海外の方向けにも推奨できるよう明るめの色も取り入れてより華やかさを出しました。引き手が発達した時代でもある『大正浪漫』の雰囲気をメインビジュアルにし、日本らしさも演出できるようにしました。
また、海外向けのことも考えて細かな文やロゴデザインにもゴシック体を加え、読みやすさと同時に手作りの引き手特有の柔らかさも出せるようにしました。
▽実際の展示光景
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